令和4年度 中小企業診断士一次試験 1日目の振り返り

2022年8月6日・7日の中小企業診断士一次試験を受験した夫婦です。

今回は、1日目の「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」を振り返ってみたいと思います。

ちなみに仕事柄もともと得意だった科目は
ダンナ→「経済学・経済政策」「財務・会計」
ヨメ→「運営管理」
でした。

なお、診断士ゼミナール付属の過去問7年間分の記録をこちらの記事にしておりますので、先に読むことで試験当日の私たちにより近い感覚(?)でお楽しみいただけるかと思います。

科目ごとの学習記録
経済学・経済政策
財務・会計
企業経営理論(前半後半
運営管理

目次

経済学・経済政策

ダンナの場合

試験時間中

正直、90点台(悪くても80点台)を狙いに行った科目でした。

開始早々、ジニ係数が出てきて混乱。よく読めばわかる問題なのに、下手に知識があることがかえって災いになり時間を無駄にしました(結果、合ってはいましたが)。

その後もどうもすっきり解けない問題が多く、時間だけがどんどん過ぎていく展開に…

今回、正誤問題が多すぎるんですよね…しかも、微妙な正誤の選択肢がどちらもすべて選択肢にあるという鬼畜仕様。それが問題を解くのに時間がかかった主因でした。加えて、この正誤問題には、トラップが満載。ネタバレになるので、詳細は省きますが、例えば、第15問(設問1)とかがそれです。自己採点した際も「なんでオレの答えが間違ってるんだ??」という状態でした(理由をヨメに教えてもらうという屈辱…)。

で、問題自体も難しいです。例えば、第19問なんかも「昔、確か国際マクロ経済学の授業でやったなあ」という、やはり下手に知識があることがかえって無駄になるパターン。とっとと、飛ばして次に行けばいいのに、当初の計画に固執してしまいました。策士策に溺れるとはまさにこのこと。結局、2問ほど適当にマークして終了。手ごたえは最悪…

自己採点してみて

初日、あまりにもやもやするので自己採点したところ、まさかの56点…採点中、震えが止まりませんでした。2日目終了後に、これは狼狽しすぎた事故採点であったことがわかり64点になりました。

ヨメの場合

試験時間中

開始早々でてきたジニ係数、知らないけど、テキストに出てきたのかな、勉強不足だから知らないだけかな、
でも問題文読んだら、ジニ係数なんて元々知らなくても解けるじゃん!

という感じで、ダンナに比べると余計な知識がないのが功を奏し、割と順調に解けたようです。

過去問よりはシンプルなグラフが多く、本質を問う問題が多いのかなという印象でした。
過去問でパターン慣れしている人は、変化球が来て面食らうかも。
でも私は、そんなに過去問できてないから気にならない、という謎に有利に感じる状況でした。

試験終わって「いや、経済難しいだろ。。。」というダンナに、おそるおそる「私、結構解けたつもりなんだけど。。。」と言ってしまいました。

自己採点してみて

過去問最高得点タイの68点!我ながらラスト1,2週間での成長が目ざましく、会心の出来でした。

財務・会計

ダンナの場合

試験時間中

経済学同様、悪くても80点台を狙いに行った科目でした。

ただし、経済学で大失敗をしているので、今回はわからないのは適当にマークしてどんどん飛ばしていく作戦に変更。これが奏功し割とサクサク解けていく感じ。

そうはいっても、やはりトラップも存在。それが第12問のCVP計算…

CVPは得意だったので、自信満々でとりかかったところ、「直接原価計算」の文字。まさかのど忘れwwwそれっぽい答えは出るも(選択肢にも存在)、明らかにひっかけられている感満載…本問で15分程度浪費してしまい、解けそうだがややこしそうな第1問とどっかの問題の2問を解く時間がなくなり適当にマーク。後味最悪…

自己採点してみて

CVPの第12問は両方×であったほか、最後に適当にマークした問題も両方×。人生上手くいかないっすね。基本的な用語であっても、試験中にぽっかりと抜け落ちたりするんだなあという教訓を得ました。

ただ、それでも80点は死守できていたので、まあ結果オーライ。

ヨメの場合

試験時間中

計算問題は、きちんとわかって計算して答えを出せた手ごたえがありました。
知識を問われる問題では自信がない問題連発でした。

自己採点してみて

64点。2週間前まで過去問解いても40点台連発だったヨメにしては上出来。
自信のなかった知識を問われる問題で正解連発してたので、運が良かった説もある。

企業経営理論

ダンナの場合

試験時間中

昼食休憩中は、午前中の不芳2科目が頭をよぎり、食欲もわかず、おにぎり2個程度食べて終了。眠くなんなくてかえってよかったかな。

解き始めると、過去問同様解けるような解けないような問題が多発。私は正直得意な科目ではないので、割り切ってサクサク回答しました。さすがに、60点は割らねーだろ的なノリですw

ただ、いつもより知らねーおっさんの名前が多かった気がしますw

自己採点してみて

62点でした。いつも通りできなかったなあ。そして、知らねーおっさん問題は全部×でしたwww

そういや、試験後に見たKECの無料解説講義で、「しっかり勉強している人が、試験中によく知らないワードが入った選択肢を見た場合、その選択肢は大抵間違ってます」と仰ってました(真偽不明)。

5つの選択肢のすべてに知らねーおっさんの名前が入っていた私は勉強不足ですね。本当にありがとうございました。

ヨメの場合

試験時間中

過去問解いているとき同様、自信をもって答えられるものが少ないと思いました。

そもそもそんなに過去問をやりこめていなかったので、過去問より難しいかどうかとか、あんまりよくわからないまま、がむしゃらに解いていた感じです。

試験途中で少し眠くはなったけど、今振り返ってみて「あのときあそこで落ち着いて解ければよかったのに」みたいなのはないです。
ヨメは、試験に向けての勉強はともかく、メンタル面を試験本番にベストコンディションに持っていくのは得意なので、「本番中、ああしていれば」といったようなことはあんまり起きないです。
試験時間中にわからなかったものは、試験が終わってみてもわからない!

自己採点してみて

予備校の解答速報で正答率46%→協会の正解発表で正解が2個減って39点。撃沈。。。
過去問の復習ができてなかったのが主な敗因だと思います。
あと、消去法で2択まで絞り込んだのが、ことごとく外れてたりして、ハマってなかった感がすごいです。

運営管理

ダンナの場合

試験時間中

最後の科目で集中力が持つかめっちゃ心配でした。特に、私たちは模擬試験も一切受けず、本番通りの順序、時間で過去問を解くこともしなかった(←おい!)ので、ぶっ通しで様々な科目を解くのに不安を感じていました。

ただ、試験問題がほどよく難しく、退屈せずに解き進められて結果よかったですね。

ダンナ的には、試験前日にまじめに勉強したPERTが解けただけで満足ですw

自己採点してみて

意外と合ってて、68点でした!

PERT合ってた!!

ヨメの場合

試験時間中

正誤問題は自信をもって答えられるものが少なかったけど、頑張りました。

自己採点してみて

78点。予備校の解答速報より正答数増えました。企業経営理論と逆だったらな・・・

1次試験1日目、禁じ手に出る

私たち、1日目に禁じ手に出てしまいました。

解答速報での答え合わせです。

ヨメはあんまりやるタイプではなかったけど、ダンナに流されましたね。
2人とも、あんまり結果で一喜一憂するタイプではないので、特に2日目に向けてマイナスになるところはなかったかな、とは思います。
人によって合う合わないあると思うので、ご自身の性格に合わせてどうするか決めておくといいと思います!

(注)ダンナ的には、もやもや1日目を引き摺って布団の中で長時間眠れないよりは、自己採点してどれくらい計画より下ぶれているかを認識して、腹くくって2日目の勉強を行うというのは、一定の合理性があるように思います。わが家の初日深夜は、「ダンシくんエンドレスナイト」になりましたw

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この記事を書いた人

医療機器メーカー勤務の30代会社員です。

某国立大学理系修士修了。転職経験なし。
今は1歳娘の子育てのため育休中です。

主な資格等は以下の通り。
・英検1級
・アロマテラピー検定1級

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