診断士ゼミナールを活用して1次試験対策中ですが、企業経営理論の学習成果をまとめました。
学習法をまとめた〈前編〉はこちらからどうぞ
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それでは早速、私たちの学習成果です。
かなり情報を詰め込んでいるので、見づらいかもしれませんが、一つ一つ解説します。
現時点で獲得できた点数
ダンナの点数(1~5行目)をみると、4回中2回で60点をクリアしています。学習開始から約2週間程度の成果としては上々といえそうです。60点を下回った2回については、科目合格率が10%を切っているため、相当難しかったということでしょうね。今後、こういった難化した年の問題でも安定的に60点をクリアできる学力を身につける(要は鬼復習をする)ことが大切だろうことがわかります。
さて、表から、ダンナの方がヨメよりも平均15点以上点数が高いという結果でした。これをもって、ダンナの方が勉強の進め方が上手かったといえるでしょうか?
答えはNOです!
理由は次の項目で説明します。
学習効率
ダンナとヨメでは、事前学習時間(6行目)が相応に違います。ヨメはどうしても家事育児等でまとまった時間が取りづらいので、これは仕方ないと思います。
学習時間を補正した結果が、学習効率(7行目)です。これをみると、非常に興味深い結論に至ります。そう、学習効率の点では、ほとんど両者に差がないのです。
つまり、わが家では、企業経営理論の範囲において診断士ゼミナールを倍速視聴(+多少の復習)すると、1時間あたり3.5点、点数が上昇したといえそうです!この結果は、おそらく数多くある体験ブログには記載されていない有益な情報だと思います!!
ヨメも学習にかける時間が増えれば、相応に得点は伸びる見込みがあるということですね。
分野別の学習効率
もっと有益なのが、分野別に算出した学習効率です。二人の結果をみると、経営戦略:3.5~3.6点/時間、組織論:2.5点/時間、マーケティング:5.2~5.3点/時間、ということが読み取れますね。つまり、組織論よりもマーケティングの方が2倍以上コスパいいということです。 皆さんが試験直前に中小企業診断士の学習を始めた場合、マーケティング論→経営戦略→組織論の順で勉強すると、合格可能性を高められるといえそうです。でも、それってどうしてでしょうか?
分野別の学習効率、その考察
実際に学習してみて、マーケティング論の問題は、他と比べて、常識で解ける問題も多く、それほど深い知識は必要とされていないように思います。しかも、出題される箇所も割と決まっていて解きやすいように感じました。
一方、組織論はかなり鬼です。というのも、労働法規(労働基準法等)がやたら細かいことまで聞かれるので、勉強してもすぐに点数に直結しない印象です。この点については、松永先生も講義中で、「労働法規関連は4~5問出題されますが、半分程度取れればいいです」と仰っていました。講義でもかなりポイントを絞って解説されておられたと思います。
また、モチベーション理論等で知らないおじさんの名前がいっぱい出てくるのも、かなりうざいですw正直、この辺りを正確に覚えていけば、一時的には点数は上昇するとは思います。が、こうした知識は、1次試験を除いて、この先の人生でもほとんど使うことはなさそうなので、あえて試験直前まで覚え込まないようにしたいと考えていますw
最後に、経営戦略についても少し書きます。結構難しい問題が多い印象です。そのため、コスパが悪いんでしょうね。ただ、当該知識は、コンサルタントとして生きていくには、必須なものが多いと思われるので、学習を継続して、点数の積み上げを図りたいと思います。
そんな経営戦略ですが、1次試験対策だと割り切ってしまえば、割と短期間で点数を伸ばせるのではないかと思います。というのも、同じような問題が毎年繰り返し出題されているためです。例えば、企業ドメインと事業ドメイン、PPM、規模の経済と範囲の経済、VRIO、辺りがそうですね。正直出すぎですwこうしたことを早期に知る上でも、インプット直後の過去問演習は大いに実りがあったと思います!
企業経営理論、これまでの学習&今後の学習プラン
ここまで、企業経営理論に投入した学習時間を計測してみました。事前学習時間(ダンナ:19時間、ヨメ:14.5時間)に加え、その後、診断士ゼミナールの問題演習編(倍速視聴で約3.5時間)と過去問演習4年分(復習込みで約8時間)で合計約26~30時間、学習したことになります。
今後、教材に付属の直近過去問3年分は最低実施する予定です。加えて、教材の総復習を入念に行い、本試験を迎えたいと思います。おそらく、全部で50時間(つまり、あと20~25時間)もかければ十分だと思います。
以上の学習を通じて、わが家では、企業経営理論の本試験での獲得目標点数を80点に設定します。こうしておけば、どんなに本試験が難化しても、60点を割ることはないのではないかと考えたためです。
逆に、80点以上を確保しようとすると、おそらく学習効率は大きく下がることが予想されます。なぜなら、当該科目は、財務・会計や経済学と異なり、計算がほとんど出題されないほか、現代文的なセンスが相応に問われるからです。難解な長文を読み解いて回答していく必要があるので、かなり学習した人でも安定的に80点以上を超えるのは難しい気がします。また、上述の通り、組織論はコスパが悪いので、ある程度学習したら、他の科目で点数の上澄みを図る方が、試験対策上は得策なのではないかと思います。
企業経営理論の学習方針まとめ
- 診断士ゼミナールの教材を倍速視聴し、少し復習するだけで、約半分の年で合格点である60点をクリア可能
- 具体的には、企業経営理論については、学習1時間当たり3.5点、点数の積み上げが可能
- 子細に見ると、マーケティング>>経営戦略>組織論の順にコスパがよい
- 診断士ゼミナールを使い倒せば、50時間程度しっかりと学習すれば、本試験で合格点をクリアすることは十分可能
何はともあれ、最初の単元「企業経営理論」の初回学習は、概ね成功したといえそうです!本ブログでは、診断士ゼミナールを中心に、中小企業診断士試験の日々の学習とその成果につき、発信していこうと考えています。
これからもどうぞよろしくお願いします!