2022年8月6日・7日の中小企業診断士一次試験を受験した夫婦です。
今回は、2日目の「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・中小企業政策」を振り返ってみたいと思います。
ちなみに、ファイナルペーパーはダンナは「経営法務」「中小企業経営・中小企業政策」のみ作成していました。
ヨメは、ファイナルペーパー作りませんでした。ファイナルペーパーを作るのそれなりに労力必要なので、しっかり勉強時間確保した上で「あと、ここだけしっかり頭に入れたい」と思う箇所が絞れていればファイナルペーパーを作る意義があると思ったけれど、そこまでの余裕をもって勉強できていませんでした。直前までiPadに入れた診断士ゼミナールのテキストをパラパラめくって眺めていました。あと、過去問解いていて頭にたたき入れないといけないと思った解説部分をキャプチャーした画像を見ていました。このやり方は、まあ科目によって良し悪しありました。
なお、診断士ゼミナール付属の過去問7年間分の記録をこちらの記事にしております。
経営法務
ダンナの場合
試験時間中
一日目終了後の自己採点では、法務で足切り食らわなければ、何とか一次合格できそうな点数でした(経営と運営は正答数ベースの採点)。先日の記事でも書きましたが、深夜に「エンドレスダンシくん」を決行。
その甲斐あってか…
「え、これダンシくんまんまじゃね???」
って問題がめちゃめちゃ出てます!!会社法も知的財産法もみたことあるやつばっかり出てます。
ここまで露骨なのは、過去問7年分解いてもなかったような気がします。「昨日の経済の大惨敗はここで挽回せよ!」と神に言われているような気がしました。
ダンシくんでは、明示的に扱わない(ですよね?)民法の問題は正直よくわかんなかったので適当にマークしたほか、直前に頭に叩き込んだ東証の市場再編は全く出題されませんでした(8点分ぐらい出ると思ってたし、巷でもそう言われてたのに…)が、40点越えは堅いと確信し、早めに終わり途中退出しました(^^♪
自己採点してみて
思ったよりできてはなかったものの、60点でした。適当にマークした民法の問題が全部間違っていたほか、それほど難しくない英語問題を落としていました…油断してちゃんと読まなかったのは反省ですね。昔からダンナは詰めが甘いのですよ…この問題含め、もうちょい真面目に見直し等していれば、あと10点ぐらいは積めたと思いますが、もともと40点狙いだった科目なので、贅沢を言っちゃダメですね。
後日、Twitterをみると、80点、90点越えの猛者が相当数いらっしゃることが判明しました。確かに、例年激ムズですが、今年に関して言えば、ちゃんと勉強量が報われる試験になっていたと思います。来年以降もこうした出題を協会には期待したいです!
ヨメの場合
試験時間中
1日目の自己採点の結果、まだ一次試験突破も十分狙えると感じていたヨメ。
過去問解いているとき同様、自信をもって答えられるものが少ないと思いました。
証券市場再編は、せっかく覚え唄作ったのに、出なかった。。。
相続が出る可能性高いということで、前日にテキストを読んでいたものの、出題された2題とも覚えた知識では太刀打ちできず。。。
時間が余って、次の科目の勉強をした方がよいと思い途中退室。
自己採点してみて
44点。。。明らか勉強不足でした。
経営情報システム
ダンナの場合
試験時間中
直前の法務の出来が良かったので、このままの勢いで行きたかった情シスですが…
うーん、ビミョー…
一問目から全くわかんないっす。わが家では、テレビの音声をBluetoothで天井の照明兼スピーカーにとばしているのですが、電子レンジを使用する際に必ず音声に雑音が入ります。おっと、ぴったりな選択肢があるじゃないですか!!とりあえず、こいつをマークして次に進みます。
その後は、pythonやら機械学習やらの問題がちらほら出てきて、割と昨年と似たような傾向(昨年の問題は難化したといわれてた割に72点取れていました)なのかと思い、解き進めます。この手の問題は、ダンナは仕事で日常的に使うので楽勝です。
もっとも、その後のセキュリティや時事問題っぽいものは、選択肢自体は絞れはするものの、昨年よりも解きづらい印象です。割と得意なSQLもビミョーに難しいぞ、今年は…
「うーん、60点は超えそうだけど、昨年の72点はいかないだろうな。とっとと退出して、中小の暗記でもするか」ということで試験会場をあとにしました。
自己採点してみて
自己採点の結果は、なんと84点!全科目で最高得点でした!
2択で迷った問題がかなり合ってました。おそらく、経済や経営、法務辺りでことごとく2or3択を外してきたのが、ここで報われたんでしょうね。確率は収束しますからねえw
因みに、第1問のBluetooth問題(と勝手に名付けてみる)はしっかり間違ってました。まあ、そらそうか…
個人的には、時事っぽい問題やセキュリティの問題(特に、パスワードの問題)は、工夫されていると感じたし、いい問題だなあと思いました。情シスってまさに日進月歩なので、古典的な問題ばかり出題するのは、どうかと思います(ただ、ハードウェアの問題を1問も出さないのもそれはそれでどうかと思いますがw)。
一方、pythonやR、統計学の問題は、私は得意なので、容易に点数を稼げてラッキーであるものの、多くの受験生にとっては、対策は困難だと思います。また、本当に中小企業のコンサルティングにこうした知識が必要なのか、甚だ疑問です。こうした実務と乖離した「試験問題のための問題」は、極力減らすべきではないかとこっそり思っています。
ヨメの場合
試験時間中
過去問と同じような出来(=60点前後)という手ごたえでした。
誤植にも気づきながら解いていたので、落ち着いて取り組めていた自覚はあります。
時間が余って、次の科目の勉強をした方がよいと思い途中退室。
自己採点してみて
56点。これも勉強不足ですね。2択まで絞って迷った問題、ことごとく外してしまった印象です。
誤植のあった問題で、違う選択肢を選んでいたので、まだもう4点上がる望みを持っています・・・!
中小企業経営・中小企業政策
ダンナの場合
試験時間中
初日同様、おにぎりを2個ほど食べて最後の科目「中小」に臨みました。
割と得意だと思ってた、「中小企業経営」(いわゆる「白書」)は問題が難しくて、非常にビミョーな出来…
何というか、基本的な知識である程度は絞れるものの、最終的に2択or3択から絞れない問題ばかりなんですよね。
しかも、このタイミングで疲れが出たのか、娘が連日連夜テレビで流す「アンパンマンマーチ」が頭の中に鳴り響く始末…
さて、気を取り直して、後半の「政策」に移ります。こちらは非常に素直な問題ばかり。というか…
「ダンシくんまんまやんwww」
急に息を吹き返し、ラストスパートを駆けます。疲れ果ててはいたものの、2回見直した後、試験会場を後にしました。うん、何の悔いもないっす!
自己採点してみて
64点でした。昨年の過去問は57点だったので、まあよしとします。
前半の経営は半分程度の正答率、後半の政策は3/4程度合ってました。ダンシくん様様です!
ヨメの場合
試験時間中
財務・会計で覚えた計算式を問う問題が出ました。
なかなか頭に入らず、テキストでその計算式の部分をキャプチャーしておいて、財務・会計の試験直前まで見ておいたやつ。
ここで出てきたー!
正直、自信をもって答えられたのその問題くらいでした(苦笑)。この科目もまだまだ勉強不足。
前半の中小企業経営については、診断士ゼミナールの講義ではコロナ禍による影響に着目していることが多かったのですが、実際の試験では、10年20年というようなスパンでの変化を問う問題が多かったです。
後半の政策は、素直に数字を頭に叩き込んでおけばよかったのですが。。。
考えるだけ考えて、見直しもして、どう足掻いてもこれ以上は無理、と思ったので途中退室。
自己採点してみて
47点でした。また来年!
1次試験を終えて
ダンナはどうやら1次試験を突破した様子です。
ヨメは、あと○○問没問が見つかってさらに得点調整が入りさえすれば・・・まぁ、無理ですねw
1次試験敗退が確定的となった今、来年に向けてどうしていこうか考えています。
この辺りは、また別記事にまとめたいと思います!
1次突破できた方も、残念だった方も、この先の受験機会を悔いのないものにしていきたいですね!