今回もこちらの方法に則り、上記過去問をダンナだけが解いてヨメが採点しています。
なお、試験問題全文はこちらからダウンロードできます(模範解答はありません!)。
使用参考書はこちらの2つ。
各設問ごとのダンナの回答とその点数を以下に掲載します。マーカーは加点箇所です。
さらにさらに、ふぞろい、診ゼミ、TACの解答等(少なくとも5先以上)から導いた(最大公約数的な)必須フレーズも添えていますので、よければ覗いてみてください。
第1問
革製バッグ業界におけるC社の⒜強みと⒝弱みを、それぞれ40字以内で述べよ。
ダンナの回答
(a)①一貫受託生産体制②高級革を材料に熟練職人により作られた自社ブランド製品を有する。(40字)
(b)①バッグメーカーからの受注は低価格品が主で②自社の新製品の企画・開発経験が少ない。(40字)
第2問
バッグメーカーからの受託生産品の製造工程について、効率化を進める上で必要な⒜課題2つを20字以内で挙げ、それぞれの⒝対応策を80字以内で助言せよ。
ダンナの回答
(a)受注量に応じた生産とし在庫を適正化する事。(20字)
(b)月1回作成される生産計画の作成頻度を上げ②受注量に応じたロットサイズで生産し③現品・在庫管理を徹底し④在庫状況がリアルタイムで共有し、製品在庫の適正化を図る。(80字)
(a)発注から納品までのリードタイムの短縮化。(20字)
(b)①裁断工程での資材の現品管理を徹底し資材欠品による生産計画変更を防止し②縫製工程では標準化・マニュアル化により作業者の熟練度の違いを埋め、検品時の手直しを減らす。(80字)
第3問
C社社長は、自社ブランド製品の開発強化を検討している。この計画を実現するための製品企画面と生産面の課題を120字以内で述べよ。
ダンナの回答
製品企画面の課題は、①自社のウェブサイトやSNSで顧客の声を集め高付加価値製品を企画し②直営店を開設して売上拡大を図る事。生産面の課題は、①受注予測を精緻化し欠品や過剰在庫を減らし②標準化やOJTにより熟練職人から若手職人へ技術を承継すること。(120字)
第4問
C社社長は、直営店事業を展開する上で、自社ブランド製品を熟練職人の手作りで高級感を出すか、それとも若手職人も含めた分業化と標準化を進めて自社ブランド製品のアイテム数を増やすか、悩んでいる。
C社の経営資源を有効に活用し、最大の効果を得るためには、どちらを選び、どのように対応するべきか、中小企業診断士として140字以内で助言せよ。
ダンナの回答
若手職人も含めた分業化と標準化を進めて自社ブランド製品のアイテム数を増やすべきである。対応策は、①標準化やマニュアル化を徹底し各作業者のスキルの違いを埋め②若手がバッグを独力で作れるように教育し③アイテム数増加によりブランド認知拡大を図る。(140字)
結果と学び
結果
67点
第3問と第4問が対になっているのは気づきたい(なかなか気づかないけど…)。
学び
診断士ゼミナールの同事例解説やブログ記事などから得たこと
- 特になし。
- 課題の選定の仕方が教材によって区々。作業の質の向上=標準化・マニュアル化(「キラーワード」らしい。)
- 第3問が課題、第4問が対応策であると考える(課題と対応策は必ずセット!)。
- 直営店や小売店の店舗からのニーズ収集。
本事例で整理しておくべき基礎知識
・改善策は問題点の裏返し
復習すべき問題
- 第4問