今回もこちらの方法に則り、上記過去問をダンナだけが解いてヨメが採点しています。
なお、試験問題全文はこちらからダウンロードできます(模範解答はありません!)。
令和3年が収録されているふぞろいは、こちらです。
TACの過去問題集の解答も参考にしています。
なお、試験問題全文はこちらからダウンロードできます(模範解答はありません!)。
では、各設問ごとのダンナの回答とその点数を以下に掲載します。マーカーは加点箇所です。
さらにさらに、ふぞろい、診ゼミ、TACの解答等から導いた(最大公約数的な)必須フレーズを添えておきましたので、よければ覗いてみてください。
第1問
2代目経営者は、なぜ印刷工場を持たないファブレス化を行ったと考えられるか、100字以内で述べよ。
ダンナの回答
理由は、①デザインから製本までを一括受注し、製版や印刷工程を専門の協力企業に外注することで顧客ニーズに対応し②高品質・高精度が求められる美術印刷分野に絞ることで差別化を図り価格競争からの脱却を狙った為。(100字)
第2問
2代目経営者は、なぜA社での経験のなかった3代目にデザイン部門の統括を任せたと考えられるか、100字以内で述べよ。
ダンナの回答
理由は、①2000年頃より印刷のデジタル化が加速し版の作成が不要なオンデマンド機が台頭しており②3代目の広告代理店時代の人脈を活かしウェブデザイナーを採用し③A社も紙媒体に依存しないウェブ制作に進出する為。(100字)
第3問
A社は、現経営者である3代目が、印刷業から広告制作業へと事業ドメインを拡大させていった。これは、同社にどのような利点と欠点をもたらしたと考えられるか、100字以内で述べよ。
ダンナの回答
利点は、①技術革新を受けた顧客ニーズの変化への対応②印刷依存低減リスク分散③3代目の専門性の活用。欠点は、①非常に厳しい競争環境の中②新規市場開拓に割く資源がなく③新規受注の獲得に大いに苦労している点。(100字)
第4問
2代目経営者は、プロジェクトごとに社内と外部の協力企業とが連携する形で事業を展開してきたが、3代目は、2代目が構築してきた外部企業との関係をいかに発展させていくことが求められるか、中小企業診断士として100字以内で助言せよ。
ダンナの回答
①既存の協力企業との連携は大切にしつつ、専門性に特化した企業との新たな連携を拡充し顧客ニーズ対応や差別化を図り②協力企業にも魅力的な案件を持ち込むよう依頼し双方向のネットワークとし新規顧客獲得を図る。(100字)
第5問
新規事業であるデザイン部門を担う3代目が、印刷業を含めた全社の経営を引き継ぎ、これから事業を存続させていく上での長期的な課題とその解決策について100字以内で述べよ。
ダンナの回答
課題は、社内の人的資源配分を見直し営業力を強化することで新規案件の受注を拡大することである。解決策は、①非正規社員を増やしノンコア業務を任せ正社員をコア業務に特化させ②外注を増やし、営業人材を増やす事。(100字)
結果と学び
結果
76点
後継者育成、事業承継は絶対に気付きたかったです…
学び
診断士ゼミナールの同事例解説やブログ記事などから得たこと
- ファブレス化のメリット…①初期投資を最小限に抑えられる、②経営資源を企画・開発・デザイン・マーケティングなど「高付加価値分野」に集中できる、③市場変化や顧客要望に柔軟に対応できる
- 将来の後継者としての育成を行い円滑な事業承継を行う(重要!)
- 特になし。
- 恒常的な協力関係、双方向コミュニケーション
- 受け身の営業→提案型の営業(めちゃめちゃ説得力がある診ゼミ解答であった)
本事例で整理しておくべき基礎知識
・外注化のメリット=①外部の専門性が使える②経営資源を集中できる
復習すべき問題
- 第2問
- 第5問