今回もこちらの方法に則り、上記過去問をダンナだけが解いてヨメが採点しています。
なお、試験問題全文はこちらからダウンロードできます(模範解答はありません!)。
使用参考書はこちらの2つ。
各設問ごとのダンナの回答とその点数を以下に掲載します。マーカーは加点箇所です。
さらにさらに、ふぞろい、診ゼミ、TACの解答等(少なくとも5先以上)から導いた(最大公約数的な)必須フレーズも添えていますので、よければ覗いてみてください。
第1問
C社の⒜強みと⒝弱みを、それぞれ40字以内で述べよ。
ダンナの回答
(a)強みは、①溶接技術や研磨技術が高く、②設計から製作、据付工事まで一貫して行える点。(40字)
(b)弱みは、製作前期間に時間を要し、製作期間も計画を超過することによる納期遅延の発生。(40字)
第2問
C社の大きな悩みとなっている納期遅延について、以下の設問に答えよ。
(設問1)
C社の営業部門で生じている⒜問題点と⒝その対応策について、それぞれ60字以内で述べよ。
ダンナの回答
(a)問題点は、顧客承認段階で仕様や図面等の変更が多発し、製造部が製作期間を十分に確保できないため納期遅延が発生している点。(59字)
(b)対応策は、顧客承認段階で設計に用いられている2次元CADデータを製造部に共有し変更がない部分は予め製作するよう指示する事。(60字)
(設問2)
C社の製造部門で生じている⒜問題点と⒝その対応策について、それぞれ60字以内で述べよ。
ダンナの回答
(a)問題点は、①各作業チームの技術力に差がある②工程順序や工数見積もりが標準化されていない③作業スペース確保が困難である点。(60字)
(b)対応策は、①作業員を多能工化し作業を標準化し研修を実施し、②工数順序や見積もりを標準化し、③SLP分析を行い効率化する事。(60字)
第3問
C社社長は、納期遅延対策として社内のIT化を考えている。C社のIT活用について、中小企業診断士としてどのように助言するか、120字以内で述べよ。
ダンナの回答
①受注情報・CAD図・生産計画・進捗状況をネットワークで繋ぎ、②リアルタイムで一元管理し社内での情報共有を図る。特に、生産計画は全社ベースで週次で策定し、それに基づき予定・現品管理等の生産統制を徹底するほか、協力会社ともネットワークで繋ぐ。(119字)
第4問
C社社長は、付加価値の高いモニュメント製品事業の拡大を戦略に位置付けている。モニュメント製品事業の充実、拡大をどのように行うべきか、中小企業診断士として120字以内で助言せよ。
ダンナの回答
建屋の改築を行い高さ7m以上の製品にも対応できるようにし製品ラインアップを充実させるほか、強みである加工技術力の高さをこれまで手掛けてきた製品を通じて潜在顧客に対してC社自ら営業をかけ顧客数増加を図りモニュメント製品事業の拡大を図るべきだ。(120字)
結果と学び
結果
78点
3次元CADなんか知らんがなwww
学び
診断士ゼミナールの同事例解説やブログ記事などから得たこと
- 弱みには与件から読み取れる最大の問題点を書くとよい。問題点・課題は必ず与件に書かれている!!
- (2-1)2次元CAD→3次元CAD。(2-2)技術力に差があり、任かせられないチームが存在→納期遅延が発生→OJT等の教育をすればよい。
- 情報をDB化してリアルタイムで共有→無駄な打ち合わせが減らせる→リードタイム短縮
- 拡大=売上拡大、充実=収益性、生産性、効率性向上等。
本事例で整理しておくべき基礎知識
・情報の活用方法(DRINK)…D:データベースの活用、R:リアルタイム、I:一元管理、N:ネットワーク、K:共有化
復習すべき問題
- 特になし。