今回もこちらの方法に則り、上記過去問をダンナだけが解いてヨメが採点しています。
なお、試験問題全文はこちらからダウンロードできます(模範解答はありません!)。
使用参考書はこちらの2つ。
各設問ごとのダンナの回答とその点数を以下に掲載します。マーカーは加点箇所です。
さらにさらに、ふぞろい、診ゼミ、TACの解答等(少なくとも5先以上)から導いた(最大公約数的な)必須フレーズも添えていますので、よければ覗いてみてください。
第1問
以下は、老舗蔵元 A 社を買収する段階で、企業グループを経営する地元の有力実業家である A 社長の祖父に関する設問である。各設問に答えよ。
(設問1)
A 社の経営権を獲得する際に、A 社長の祖父は、どのような経営ビジョンを描いていたと考えられるか。100 字以内で答えよ。
ダンナの回答
経営ビジョンは、①インバウンドブームの前兆もあり日本の伝統文化にあこがれる来訪者に200年続く老舗酒造のブランド力を訴求し、②レストランや土産物店を併設に客単価向上を狙い③地元出身社員を雇い地域活性化を図る事。(100字)
(設問2)
A 社長の祖父が A 社の買収に当たって、前の経営者と経営顧問契約を結んだり、ベテラン従業員を引き受けたりした理由は何か。100 字以内で答えよ。
ダンナの回答
理由は、①酒造りの専門家の知見・助言が必要であった②前経営者が10名のベテラン従業員に対する雇用責任を果すべく全員の雇用を買収の条件としていた③買収により酒造が有する老舗の企業文化が一変するのを防ぐため。(100字)
第2問
A 社では、情報システム化を進めた若い女性社員を評価し責任者とした。ベテラン事務員の仕事を引き継いだ女性社員は、どのような手順を踏んで情報システム化を進めたと考えられるか。100 字以内で答えよ。
ダンナの回答
手順は、①ベテラン女性事務員の有する知識と経験を見える化しDBに格納②データを社内ネットワークに接続し一元管理し③生産・受注・在庫情報も加え④全部署の社員がリアルタイムで情報共有できる仕組を構築した。(99字)
第3問
現在、A 社長の右腕である執行役員は、従来のルートセールスに加えて直販方式を取り入れ売上伸長に貢献してきた。その時、部下の営業担当者に対して、どのような能力を伸ばすことを求めたか。100 字以内で答えよ。
ダンナの回答
伸ばすことを求めた能力は、①前例にとらわれることなく本当に必要な施策を考える企画力と提案力、②杜氏や蔵人と新規事業との橋渡し役としてのコミュニケーション能力やリーダーシップ、新規事業の推進力である。(100字)
第4問
将来、祖父の立ち上げた企業グループの総帥となる A 社長が、グループ全体の人事制度を確立していくためには、どのような点に留意すべきか。中小企業診断士として 100 字以内で助言せよ。
ダンナの回答
部分的に成果主義制度を導入すべきである。留意点は、①チームワークの視点や長期目標も評価対象にし②公平性・透明性の高い制度設計とし③ベテラン社員の士気が低下しないよう配慮し④社長が確りと導入経緯を説明する。(100字)
結果と学び
結果
65点
ルートセールス→直販方式=BtoB→BtoCには気付きたかった…
学び
診断士ゼミナールの同事例解説やブログ記事などから得たこと
- (1-1)シナジー+地域の活性化。(1-2)前経営者とベテラン従業員それぞれから何を学んだかを書き分けた方がよい。
- 暗黙知→形式知。診ゼミ模範解答は素晴らしかった!
- 営業力、ニーズ収集力、コミュニケーション能力。
- 評価と賃金とに書き分ける。
本事例で整理しておくべき基礎知識
・さちのひもけぶかいねこor茶化
復習すべき問題
- 第2問
- 第3問