今回もこちらの方法で過去問を解き、夫婦で交換採点をしました。
採点に活用しているのは、こちらのふぞろい。
さらに診ゼミを活用して8月に復習をしています。
各設問ごとの私たちの回答とその点数を以下に掲載します。マーカーは加点箇所です。
なお、試験問題全文はこちらからダウンロードできます(模範解答はありません!)。
第1問
(設問1)
今後、B商店街はどのような顧客層をターゲットとすべきか。代表理事への助言内容を 100 字以内で述べよ。
ダンナの回答
10年前と比べて30~40代のいわゆる子育て世帯の人口が増加している。このため、顧客ターゲット層は、高層マンションを購入できるような高収入な子育て世帯のうち、通勤・通学等でX駅を利用するような人々である。(99字)
ヨメの回答
高価格で販売される高層マンションへの入居者が多いため、高級志向の強い顧客がターゲットとなる。世代別では中高年層に対して比率が高くなっている20代後半から40代、また子育て世帯をターゲットにするのがよい。(98字)
(設問2)
設問1で解答したターゲット顧客層向けに、新たにどのようなサービス業の業種を誘致すべきか。代表理事への助言内容を50 字以内で述べよ。
ダンナの回答
教育関連の業種を誘致すべきである。具体的には、保育園・託児所や学習塾、習い事教室などが考えられる。(49字)
ヨメの回答
エンターテインメント業、具体的には親子で楽しむことができる映画館やキッズパークを誘致すべきである。(49字)
(設問3)
設問2で解答した業種の店と B 商店街の主力である既存の飲食店とのテナント・ ミックス(店舗の組み合わせ)の効果を最大化するために、個々の飲食店の店主達はどのようなマーケティング戦略をとるべきか。助言内容を 50 字以内で述べよ。
ダンナの回答
ベビーカーの持ち込みや離乳食の提供が可能であるなど子連れの家族が気兼ねなく利用できるような戦略。(48字)
ヨメの回答
映画などのチケットの半券を提示すると受けられるサービスや、子連れでも入店しやすい環境を整備する。(48字)
第2問
物産市当日における非食品小売店の売上向上を実現するためには、非食品小売店の店主達へどのような助言をすべきか。B商店街の主な非食品小売店である家具店、食器店、スポーツ用品店の中からひとつの業種店を対象に選択し、(a)欄の該当する業種店の番号に○印を付けるとともに、(b)欄に助言内容を 100 字以内で述べよ。
ダンナの回答
(a)食器店
(b)物産市で出店される食品と関連する食器を物産市当日は幅広く数多く陳列するほか、物産市の出店店舗で食器店の宣伝チラシを配布してもらう、物産市の食品購入客からは値引を行い集客力向上をはかるなどが考えられる。(100字)
ヨメの回答
(a)家具店
(b)①物産市当日に非食品小売店をめぐるスタンプラリーを開催する。②物産市購入者を対象とした割引特典を用意する。③物産市会場で宣伝用のチラシを配布する。④家具購入者に物産市での割引特典を配布する。(95字)
第3問
(設問1)
代表理事は、B商店街の魅力向上に向け、食品小売店の誘致が必要であると考えている。B商店街はどのような食品小売店を誘致すべきか。当該食品小売店のマーケティング戦略と併せて、代表理事への助言内容を100 字以内で述べよ。
ダンナの回答
総合スーパーでは取り扱っていない高付加価値食品を少量多品種販売している食品小売店。例えば、無農薬食品等の健康に配慮した食品や子どものアレルギー対応が行き届いた食品を扱うなどして、差別化を図るべきである。(100字)
ヨメの回答
物産市でも好評を得ているような、大手チェーンにはない、こだわりの商品を販売する小売店を誘致すべきである。マーケティング戦略としては、総合スーパーと差別化するため高価格商品を主に取り扱う。(93字)
(設問2)
代表理事は、設問で解答した食品小売店が長期にわたり商店街に定着するための誘致と連動した新規イベントを実施したいと考えている。どのような新規イベントを実施すべきか。期待される効果と併せて、代表理事への助言内容を100 字以内で述べよ。
ダンナの回答
商店街バックアップの下、当該食品小売店が主催である物産市を開催すべきである。効果は、①小売店の販路拡大・集客力向上、②小売店と商店街関係者とのコミュニケーションの円滑化、③物産市の質の向上、である。(99字)
ヨメの回答
食品小売店の商品の試食イベントを実施する。効果は、①食品小売店の認知度を上げることができ、②実際に商品を試してもらうことでファンを作ることができ、③店も直に反応をもらうことで商品ラインナップに生かせる。(100字)
結果と学び
結果
ダンナ:81点、ヨメ:66点
事例Ⅰでの大敗をここで巻き返しました!ヨメは初めての60点over!!おそらく、我々が小さい子どもを持つ親なので、かなり書きやすかったことが理由だと思います。
学び
診断士ゼミナールの同事例解説やブログ記事などから得たこと
・中小企業は差別化集中戦略をとるべき(価格で戦ってはいけない)
・顧客とコミュニケーションが取れるような戦略が望ましい(from 与件文)
・例えば、アフターサービスの強化等の接客面に力点を置くことも候補となり得る。
本事例で整理しておくべき基礎知識
復習すべき問題
- 第3問(設問2)