今回もこちらの方法に則り、上記過去問をダンナだけが解いてヨメが採点しています。
なお、試験問題全文はこちらからダウンロードできます(模範解答はありません!)。
使用参考書はこちらの2つ。
各設問ごとのダンナの回答とその点数を以下に掲載します。マーカーは加点箇所です。
さらにさらに、ふぞろい、診ゼミ、TACの解答等(少なくとも5先以上)から導いた(最大公約数的な)必須フレーズも添えていますので、よければ覗いてみてください。
第1問
C 社の事業変遷を理解した上で、C 社の強みを 80 字以内で述べよ。
ダンナの回答
強みは、①当初は参入障壁が高く特殊技術が必要な熱処理加工において有資格作業者の技術力②近年はその前工程の機械加工においても作業者の個人技能が高く品質がよいこと。(80字)
第2問
自動車部品メーカー X 社からの機械加工の受託生産に応じる場合、C 社における生産面での効果とリスクを 100 字以内で述べよ。
ダンナの回答
効果は、X社からの受託生産により機械加工部門の生産量が現在の2倍になるほか加工設備増強によりX社向け以外の量産も可能な点。リスクは、①設備増強のため新工場、②生産管理の大幅な見直し、が必要となる点。(98字)
第3問
X 社から求められている新規受託生産の実現に向けた C 社の対応について、以下の設問に答えよ。
(設問1)
C 社社長の新工場計画についての方針に基づいて、生産性を高める量産加工のための新工場の在り方について 120 字以内で述べよ。
ダンナの回答
新工場の在り方は、①X社の受託生産部品以外の機械加工も可能とし②作業者のスキルに頼った品質維持を改め作業標準化を進め③一人あたり生産性を最大とするような作業設計、工程レイアウト設計を進め④追加人員採用は抑え社内教育により早期稼働を目指す。(119字)
(設問2)
X 社と C 社間で外注かんばんを使った後工程引取方式の構築と運用を進めるために、これまで受注ロット生産体制であった C 社では生産管理上どのような検討が必要なのか、140 字以内で述べよ。
ダンナの回答
必要な検討は、生産計画と生産統制の見直しである。生産計画は、①機械加工部と熱処理部それぞれで作るのではなく全社ベースで作ることにし、②納期を優先した月次日程計画を改めX社から納品予定内示がある3か月前から作り月次で見直す。生産統制は電子データ化システムを用いて現品・予定管理を行う。(140字)
第4問
新工場が稼働した後の C 社の戦略について、120 字以内で述べよ。
ダンナの回答
戦略は、①X社からの受託生産で得た知見(生計管理の見直しや作業標準化等)をX社以外の加工にも生かし量産できるようにし。②作業標準化により会社としての加工技能を強化し、③将来的には営業部を新設し能動的に提案できる体制とし、高付加価値化を図る。(120字)
結果と学び
結果
58点
第3問(設問2)はめちゃめちゃムズイですが、どれだけ食い下がれるかで合否が決まる気がします。
学び
診断士ゼミナールの同事例解説やブログ記事などから得たこと
- 一貫生産体制+人材面
- 「生産面での」効果とリスク。リスク=(社長方針に反して)新工場の設備がX社専用設備になる。
- (3-1)設備面と人材面とに分ける。(3-2)模範解答がめちゃめちゃムズイ…→捨て問
- 営業部を新設し営業部を強化する。
本事例で整理しておくべき基礎知識
・特になし。
復習すべき問題
- 第2問
- 第3問(設問2)